ワールドシリーズ日本選手初安打は新庄 松井秀は打率・615、3本塁打でMVP

 米大リーグのワールドシリーズは20日(日本時間21日)に幕を開ける。12年ぶりの出場で97年の球団創設以来、初のチャンピオンを目指すア・リーグの覇者レイズ(東地区1位)と、直近4年で3度のリーグ優勝を飾り、88年以来、32年ぶりの優勝を狙うドジャース(西地区1位)との戦い。レイズの筒香嘉智内野手が日本選手では18年の前田健太投手(当時ドジャース)以来、2年ぶり、日本人野手では14年の青木宣親外野手(当時ロイヤルズ)以来6年ぶりの出場なるか注目される。

 日本選手が初めてワールドシリーズの舞台に立ったのは02年。メジャー2年目だったジャイアンツの新庄剛志外野手がエンゼルスとのシリーズ第1戦に「9番・指名打者」で出場。三回の第1打席で空振り三振に倒れた後、五回に先頭で中前打を放ち、日本選手初安打を記録した。第5、7戦はいずれも途中出場で快音はなく、チームも敗退。通算7打数1安打、1得点の成績を残した。

 日本選手初本塁打は03年、ヤンキース1年目だった松井秀喜外野手だ。マーリンズとのシリーズ第1戦で3安打をマークすると、第2戦では初回に先制3ランを放った。また、09年のフィリーズとの頂上決戦では6試合で打率・615(13打数8安打1四球)、3本塁打、8打点でシリーズMVPを獲得。第3戦は代打本塁打、優勝を決めた第6戦では1本塁打を含む3安打6打点と大暴れし、その活躍は伝説として語り継がれている。

 日本選手の最多出場は3回の田口壮外野手。カージナルス時代の04、06年、フィリーズ時代の08年に登録メンバー入りし、06、08年にチャンピオンリングを獲得している。中でも06年のタイガースとのシリーズでは5試合のうち3試合にスタメン出場して優勝に貢献。3度のシリーズ通算成績は打率・200(15打数3安打1四球)、1打点だった。

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