菊池「最初から飛ばす」 60試合制も「100%の準備するだけ」

 マリナーズの菊池雄星投手(29)は25日、シアトルで共同通信の取材に応じ、新型コロナウイルスの影響で60試合制での7月下旬開幕が決まった今季に向け「最初から飛ばすだけ。何月にピークを持っていくとかを考えて投げられるほど、僕は器用ではない」と抱負を語った。

 3月中旬のキャンプ中断以降もアリゾナ州にとどまって自主練習した。今月半ばには本拠地のシアトルに戻り、自宅近くのグラウンドでの投球などに取り組んだ。フォークボール習得にも着手。約4カ月遅れのメジャー2年目へ「いつも通り、100パーセントを出せる準備をするだけ」と万全を期した。

 コロナ禍でのシーズン開催は労使協議が難航し、一時は中止さえ取り沙汰された。「ウイルスは天気のようなもの。極力(ニュースなどを)見ないようにして(通訳、トレーナーとは今季を)やるかやらないかの話はしない、家族も含めて不安になるような言葉はなくして、とにかくいつ始まっても大丈夫なようにと声掛けしてやっていた」と延期期間を振り返った。

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