サイン盗みのアストロズ謝罪会見 17年MVPアルトゥーベ「心苦しい」「後悔」

 大リーグ機構の調査により、17、18年に電子機器を使ってサイン盗みをしていたことが判明し、処罰を受けたアストロズが13日、フロリダ州ウェストパームビーチの球団キャンプ施設で謝罪会見を行った。

 会見にはジム・クレイン球団オーナー、ダスティ・ベイカー新監督のほか、17年MVPのホセ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマン両内野手が同席。大リーグ公式サイトなどで動画がライブ配信される中、アルトゥーベは「2017年の出来事をアストロズの組織、そして、チーム全体が心苦しく思っていることをお伝えしたい。私たちはファンや球界に及ぼした影響を後悔しています」と選手を代表して謝罪。ブレグマンも「チーム、組織、私個人が取った行動を本当に申し訳なく思っています」などと話した。

 ユニホームの下に球種を伝えるブザーをつけていたとの情報は完全否定した。

 身長168センチ、体重74キロのアルトゥーベは豪快なスイングと長打力で人気が高く、球宴に6度出場している。ベネズエラ出身で11年に21歳でメジャーデビュー。アストロズ一筋9年の通算成績は1243試合、打率・315、128本塁打、538打点、254盗塁。首位打者3回(14、16、17年)。ゴールドグラブ1回(15年)。14年から17年まで4年連続シーズン200安打を達成している。

 17年はリーグ最高打率・346をマークし、24本塁打、81打点、OPS(出塁率+長打率)は自己ベストの・957でリーグMVPを獲得し、球団史上初のワールドシリーズに大きく貢献した。

 3月に26歳になるブレグマンは16年にメジャーデビュー。4シーズンの通算成績は517試合、打率・286、99本塁打、320打点。17年の成績は打率・284、19本塁打、71打点。18年は・286、31本塁打、103打点をマークした。昨季は打率・296、41本塁打、112打点、出塁率・423を残し、MVP投票で2位に入った。

 大リーグ機構は1月13日にアストロズの不正行為の事実を公表し、チームに対し、今年と21年のドラフト1巡目と2巡目の指名権のはく奪と、史上最高額となる500万ドル(約5億5000万円)の罰金、さらにAJ・ヒンチ監督とジェフ・ルノーGMの今季の職務停止の処分を科した。これら発表を受けてクレイン球団オーナーは同監督と同GMの解任を発表した。

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