元中日チェン、マリナーズとマイナー契約 それでも今季年俸24億円

 元中日で昨オフに1年の契約を残してマーリンズから戦力外となったチェン・ウェイン投手(34)がマリナーズとマイナー契約で合意した、と30日(日本時間31日)、大リーグ公式サイトが伝えた。同投手は16年にマーリンズと合意した5年8000万ドル(約87憶2000万円)の契約を保証されており、メジャーに昇格できなかった場合でも年俸2200万ドル(約24億円)を手にする。

 チェンは中日で08年から11年までの4シーズンで36勝をマークし、12年にオリオールズと3年1200万ドル(約13億円)で合意。4年で46勝を挙げた後、16年にマーリンズと5年8000万ドル(約87億2000万円)と大型契約を結んだ。

 新天地ではエースとして期待されたが、左肘の故障などで16年は5勝止まり。その後もけがに苦しみ、17年は9試合で2勝。18年は26試合に登板したが、6勝12敗、防御率4・79と振るわず。昨季は先発ローテーションから外れて45試合すべて中継ぎで投げて0勝1敗、防御率6・59。シーズン終了後に1年2200万ドル(約24億円)の契約を残してリリースされた。今季は2年ぶりの先発復帰を果たし、菊池雄星、平野佳寿の日本勢とともにマリナーズ投手陣を支えていく。

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