筒香 レイズ合意!2年13・1億円 DeNAへの譲渡金2・6億円
DeNAからポスティングシステム(入札制度)を使って大リーグ移籍を目指していた筒香嘉智外野手(28)がレイズと合意したことが13日(日本時間14日)、関係者の話で分かった。大リーグ公式サイトなどによると、契約内容は2年1200万ドル(約13億1千万円)で、DeNAに支払われる譲渡金は240万ドル(約2億6千万円)になる見込み。週明けの16日(同17日)にも入団会見に臨む。
米東部時間19日午後5時(同20日午前7時)の交渉期限を待たずして決断した。5日に渡米した筒香は代理人のウルフ氏らと話し合いながら獲得に興味を示した複数球団からレイズ、レンジャーズ、ブルージェイズと見られる3チームに絞り込み、個別に球団幹部や監督らを前に公開練習を実施。面談にも立ち会い、熟考を重ねた。
判断基準として最も重視したかったのは「出場機会」だ。ウルフ氏は「彼が単に大金を求めているのではなく、多くの出場機会を得られるチームでプレーしたがっている」と説明。一塁、三塁、左翼の複数のポジションを守る準備ができていることを各チームに伝えたことを明かした。
チームも6日、主に「2番左翼」で起用したファムをパドレスへトレード。打率・273、21本塁打、68打点の主力を放出し、筒香の獲得に備えていた。
レイズは過去には野茂、岩村、松井秀らが所属。キャッシュ監督はレッドソックス時代に松坂とバッテリーを組むなど、日本に縁のある球団でもある。
16年に44本塁打、110打点の二冠を獲得。翌17年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンの4番を務めた。新天地はフロリダの港町。輝かしい実績を引っ提げて筒香がメジャーの“ハマ”のユニホームに袖を通す。