エンゼルス悲劇再び 大谷の同僚27歳急死 昨年と10年前にも選手が事故死

 27歳の急死したタイラー・スカッグス投手(Angels Baseball提供)
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 大谷翔平投手(24)が所属する大リーグ、エンゼルスは1日(日本時間2日)、タイラー・スカッグス投手がこの日朝、遠征先のテキサス州内のホテルで死去したと発表した。享年27。大リーグ機構はテキサス州アーリントンで予定されていたレンジャーズ対エンゼルス戦の中止を発表した。

 球団は声明文を出し、「タイラー・スカッグスがこの日朝にテキサス州で死去したことを伝え聞き、深く悲んでいます。タイラーは常にエンゼルス・ファミリーの一員として大切な存在でありました。それはこれからも変わりません。カーリ夫人をはじめ遺族の方々に哀悼の意を表します」とした。

 また、大リーグ機構のマンフレッドコミッショナーも声明文の中で「テキサスで起こった悲劇に深い悲しみを覚えています」とショックの大きさをつづり、「もっとも困難な状況にあるエンゼルス球団をサポートしていきたい」とした。

 同州サウスレイク市警察の公式ツイッターによると、スカッグスはこの日午後2時18分、レンジャーズの本拠地から北30キロに位置する同市内のホテルの一室で意識不明の状態で発見され、その場で死亡が確認された。死因などは現在、調査中だという。

 スカッグスは09年ドラフトでエンゼルスから1巡目指名で入団。10年8月にダイヤモンドバックスへトレードされ、12年8月22日のマーリンズ戦でメジャーデビュー。13年オフに再び、エンゼルスへトレードされた。メジャー7年の通算成績は96試合、28勝38敗、防御率4・41。今季はここまで15試合に先発し、7勝7敗、防御率4・29。最後の登板は、死去2日前の6月29日のアスレチックス戦で5回途中、91球を投げて2安打2失点で敗戦投手になっていた。

 エンゼルスでは将来を嘱望されていたニック・エイデンハート投手が09年シーズン開幕直後の4月に飲酒運転で信号無視した車の事故に巻き込まれ、22歳の若さで急死している。また、昨年12月にはルイス・バルブエナ内野手(享年33)が母国ベネズエラで強盗目的の交通事故で殺害されている。

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