大谷、メジャー通算100安打 今季初3安打!二夜連続の“ショウ・タイム”

 「ツインズ4-3エンゼルス」(14日、ミネアポリス)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)がツインズ戦に「3番・指名打者」でフル出場。昨年10月の右肘手術から復帰後初となる1試合3安打、1打点と活躍した。マルチ安打と打点は3試合連続。四回には中前打を放ち、メジャー通算100安打に到達した。チームは3-4で競り負けた。

 二夜連続の“ショウ・タイム”だ。前日に131メートルの豪快な復帰後初本塁打で観衆を興奮させたばかりの大谷が、怒とうの3打席連続安打。復帰後初の3安打で魅了した。

 『第2場』の始まりは四回だ。153キロ速球を中前へはじき返すと、2-4の六回1死二塁の好機にはチェンジアップを中前適時打。メジャー通算100安打に到達すると、八回はスライダーを投手内野安打。3つの球種にきっちり対応し、「各打席ボールも見えていましたし、いい反応ができたかなと思っています」と自己分析した。

 しかし、この日は胸躍る活躍だけではなかった。六回に出塁した際には次打者の右前打で三塁を狙って憤死。「なんとか、1アウト一、三塁の形で(大砲の)プホルス選手につなぎたかった」。積極走塁が裏目に出た。

 二塁に進んだ八回2死の場面では、後続の中前打で本塁へ滑り込んだがアウト。「リードをもう一歩大きくいけてたか、細かいところはビデオを見てどれがベストなのか探すことは大事」。三塁コーチの指示に敬意を表する姿も、衝突で左足を負傷した敵軍捕手を気遣う姿も、いかにも大谷らしかった。

 今季初の固め打ちで2日前まで・190だった打率はチームトップの・321まで上昇。出塁率・424はトラウトに次ぐ数字だ。

 「もちろん、(走者を本塁へ)かえすのも仕事ですし、(自ら)塁に出ることも仕事。いろんなシチュエーションに合わせて自分のバッティングを変えながら打線が回るようにいい仕事ができた」

 見る者の心を揺さぶる変幻自在のパフォーマンス。復帰からわずか7試合。千両役者・大谷がすでに主役級の存在感を見せている。

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