イチロー3打数無安打に場内静寂 驚異の肩披露も…24打席連続無安打で開幕戦へ

7回、中飛に倒れたマリナーズ・イチロー=東京ドーム(撮影・棚橋慶太)
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 「プレシーズンゲーム、巨人-マリナーズ」(18日、東京ドーム)

 マリナーズ・イチローが9番・右翼でスタメン出場。ファンの期待を集めたが、バットから快音は聞かれず、3打数無安打で交代した。これで24打席連続無安打のまま、アスレチックスとの開幕戦に備えることになった。

 三回、先頭で回ってきた第1打席は一ゴロ。今春に育成から支配下に上がり、東京ドーム初登板となった坂本工と対戦し、6球目の直球にバットをへし折られた。

 四回、1死二、三塁の第2打席では左腕戸根と対戦。スライダーに腰が引けて、見逃し三振に倒れた。

 六回は桜井と対戦。1-1から真ん中の変化球を空振りすると、最後は低めの変化球に泳がされ、浅い中飛に打ち取られた。この瞬間、東京ドームは静寂に包まれた。

 アリゾナのオープン戦を含め、14試合で31打数2安打3四球。打率・065となった。

 だが、守備では45歳とは思えぬ驚異のプレーを披露した。三回、無死二塁。田中俊の右飛を処理し、ノーバウンドで三塁へ送球。代名詞のレーザービームで、二走ゲレーロを塁上にくぎ付けにした。ファンからはどよめきがわき起こり、敵軍の原監督も思わず拍手を送るほどの強肩ぶりだった。

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