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ダルビッシュ KIDさんの闘病を金銭面でもサポート 義兄への思いを告白

ツイッターで統一球問題に言及したレンジャーズのダルビッシュ
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 米大リーグ、カブスのダルビッシュ有投手(32)が8日、日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」に出演し、2018年9月18日にがんのため、41歳で療養先のグアムで亡くなった義理の兄で格闘家の山本“KID”徳郁さんの闘病生活を支えていたことが明かされた。ダルビッシュは、グアムにKIDさんが向かうため、医療設備が整った医療用のチャーター機をはじめ、生活のための家や車、主治医まで手配したという。

 “神の子”と呼ばれたKIDさんは2015年冬、体の異変を感じ、病院での精密検査の結果、がんが発見されたという。当時は一般女性と結婚し、娘はまだ1歳だった。その後、次女も誕生したが、KIDさんの体調は思わしくなかった。

 KIDさんは2018年3月、「若い選手のための格闘技大会を開きたい。ファイトマネーを出してあげたい」とクラウドファンディングを立ち上げた。

 ところが大会を1カ月後にした5月には、がんはKIDさんの体をむしばみ、起き上がることすら難しい状況となったという。家族は、人目を気にしなくていいグアムでの闘病生活を勧め、KIDさんもこれを受け入れたが、すでに飛行機に乗れるような状態ではなかったという。

 ダルビッシュは妻でKIDさんの妹・聖子(38)とともに番組にインタビュー出演。KIDさんの顔写真が入ったTシャツを着て、「最初にがんと聞いた時から、KIDさんがこの世界を見る時間を1分、1秒でも長く、ご家族との時間を1分、1秒でも長くすることを目標にすべてを行動していた自分がサポートできるのはそこかなと」とサポートに至った経緯を説明した。

 大会はKIDさんがグアムに渡米していたこともあり、6月の開催は危うくなったが、ここでもダルビッシュが支援して無事に行われた。大会出場選手にはファイトマネーが渡され、KIDさんもスマホで大会の様子をうれしそうに見ていたという。KIDさんに闘病や若手育成のサポートを行っていたことは明かしていなかった。

 そして9月18日、KIDさんは天国へと旅立った。ダルビッシュは「自分の人生の時間を削って誰しもが稼いでいると思うので、お金を渡すのは自分の寿命を渡すのと同じと考えている。ただ、お世話になったというだけだとそこまでできないが、自分にとって山本KIDさんという人がそれだけ価値のある人だったんじゃないかと思う。ご家族に対してもしっかりこれからも見守っていきますから心配しないでくださいと言いたい」と義理の兄への思いを明かした。

 ダルビッシュは、KIDさんが亡くなった当日のブログでも「愛してるよ」のタイトルでKIDさんへの思いをつづり、「家族として繋がられたことを本当に誇りに思います。癌が発見されてから自分にできる支援は精一杯してきたつもりです」と記していた。

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