「エンゼルス３ー８アストロズ」（２５日、アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手（２４）が「４番・指名打者」で出場し、八回の第４打席で臀部に死球を受けた。七回にアストロズ・アルトゥーベが死球を浴びていたこともあり“報復”とも見られ、審判団から両軍ベンチに警告が出された。

　九回にはエンゼルスの７番手・マグアイアがグリエルへ死球。報復死球と判断され、マグアイアは退場となる。これにエンゼルスのソーシア監督が猛抗議して退場となるなど後味の悪い決着となった。

　試合後、死球についてメジャーならではの経験ではないかと問われた大谷は「デッドボールは普通にあることなので、僕もピッチャーをやっていれば当ててしまうこともありますし、メジャーリーグだからというところではないかなと思います」と、特段感情を示すことなく淡々とした様子で振り返った。

　打撃では、メジャー通算２００勝右腕、バーランダーから四回に１４号２ランを放つなど、３打数２安打２打点、１死球だった。シーズン１５度目のマルチ安打を放ったが、勝利に結びつかず、チームは５連敗で今季最多の借金４となった。