エンゼルス大谷、3試合ぶり出場で1安打 チームは完敗

アスレチックス戦の9回、中前打を放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス0-7アスレチックス」(11日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、4打数1安打で打率は・272。チームは完敗し勝率を5割とした。

 過去2試合は相手先発が左投手だったこともあり、出場機会はなく、3試合ぶりに打席に立った大谷。1点を先制された後の初回の打席は1死二塁の好機に空振り三振だった。メジャー16年目、通算101勝のベテラン右腕、ジャクソンに対し、カウント2-2から外角低めの140キロスライダーにバットは空を切り、同点機を逸した。

 内転筋のけがから復帰したばかりのエンゼルス先発スカッグスは四回途中7失点KO。一方的な展開の中、四回の大谷の第2打席は三飛だった。初球、内角高めの122キロカーブを高々と打ち上げた。

 0-7の七回は先頭で一ゴロ。カウント3-1と有利な状況だったが、やや内寄りの143キロカットボールをとらえることはできなかった。

 快音を響かせたのは九回の第4打席だ。先頭で3番手右腕パガンから中前打。初球、150キロ速球を詰まらせながら左中間へはじき返した。

 試合前には右肘故障後初めてブルペンに入り、捕手を立たせた状態でカーブ、スライダーを交えて23球を投げて感覚を確かめた。これまでブルペンでタオルを使ったシャドーピッチングを2度行っているが、ボールを投げるのは初めて。投球の様子を見守ったナギー投手コーチは「すべて順調に進んでいる」とにこやかに話した。

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