大谷翔平、1か月ぶり復帰戦は4打数無安打3三振

 「マリナーズ4-1エンゼルス」(3日、シアトル)

 右肘の負傷でDL(故障者リスト)入りしていたエンゼルスの大谷翔平投手が約1カ月ぶりに戦線に復帰、いきなり「6番・指名打者」で先発出場したが、4打数無安打3三振で、この試合最後の打者となった。

 15年に西武に所属していた左腕ルブラン投手との対戦となった。第1打席は1ボール2ストライクからの4球目、外角低め一杯のカットボールに手が出ず、三振を喫した。第2打席は初球のカットボールを打ったが、左邪飛に倒れた。七回の第3打席も見逃し三振だった。投手が代わってディアスとの第4打席は低めの変化球に空振り三振に終わった。

 初回にマリナーズはシーガーの2点適時二塁打などで3点を先行。八回にはクルーズの22号ソロで追加点を挙げた。エンゼルスは四回にシモンズの6号ソロで挙げた1得点のみに終わった。

 大谷は先発登板した6月6日のレイズ戦後に右肘に張りを訴え、精密検査の結果、右肘内側側副靭帯に損傷が見つかり、DL入り。保存療法としてPRP(多血小板血しょう)注射と幹細胞注射を受け、3週間が経過した同28日の再検査で患部に改善が見られたため、医師から打者としての復帰の許可が出された。

 大谷はチームの遠征には帯同せず、地元アナハイムでリハビリ、練習を行っており、再検査を受けた6月28日に初めて両手でスイング。翌29日も打撃練習を行い、経過が良好だったため、同30日、7月1日はマイナー投手を相手に10打席ずつ立ち、実戦形式の打撃練習を行っていた。

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