大谷「多少眠いかな」初の東部遠征4000キロ移動、時差3時間を初体験

ブルージェイズ戦の7回、空振り三振に倒れたエンゼルス・大谷=トロント(共同)
3枚

 「ブルージェイズ5-3エンゼルス」(22日、トロント)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)は「5番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球。3試合ぶりのノーヒットで打率を・310とした。チームは先発リチャーズが初回に5点を失う苦しい展開で完敗した。

 16年に20勝を挙げるなど、メジャー通算98勝の左腕ハップを攻略することはできなかった。二回の第1打席は2つの空振りで追い込まれながら四球を選んで出塁。2打席目以降に期待を抱かせたが、1点を返し、なおも1死一、二塁で迎えた四回の打席は三ゴロ。七回はフルカウントから捕手の構えから大きく外れる高めの151キロ直球にバットは空を切った。

 メジャー移籍後初めて九回最後の打者になった大谷は「全体的に見極められてるボールの方が多かった。感覚的にはよかったかなとは思うんですけど、アジャストできないあたりはまだ(ボールの)軌道と合ってないのかなとは思います」。反撃の口火を切りたかった七回、先頭で空振り三振を喫した打席を「ファウルにできればよかったんですけど、まだまだ工夫が足りないのかなと思います」と悔しさをにじませた。

 20日に本拠地アナハイムで行われたレイズ戦に登板し、移籍後最長の7回2/3、同最多の110球を投げて4勝目を挙げた。試合後は国境を越え、約4000キロ離れたカナダ・トロントへ移動。到着したのは日付が変わっていた。21日は試合がなく、「特に何もしていないです」と完全休養。初体験の3時間の時差には「多少、眠いのかなとは思います。明日以降、しっかり整えていければ」と話した。

 この日の試合前はノースロー調整で打者に専念。フリー打撃では12スイング目で敵地球場の5階席へ打球を叩き込み、周囲の見る者の度肝を抜いた。打撃練習後は外野で走り込み、ベンチに帰る間際には右翼線席から声援を送る敵地ファンにサインをサービスした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス