大谷「いい感じで打てた」初2番は“つなぎの打撃”を意識
「エンゼルス3-5アストロズ」(15日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が「2番・指名打者」で出場し、4打数1安打。初の2番で連続安打試合を4に伸ばし、打率を・342とした。チームは逆転負けで3連勝ならず。ア・リーグ西地区首位の座をアストロズに奪われた。
1番のコザートが休養のため、2番が指定席の主砲トラウトが1番に入ったことで実現した初の2番起用。この日の朝に打順を伝え聞いたという大谷は「あまりなじみのない打順なので、うまくできるかな、という感じはありましたけど、意外にすんなり入れたかなと思います」。意識したのはつなぎの打撃。「いいバッターに挟まれてるので、気持ちよく打ってもらえるようにつなげれば」と自身の役割について話した。
その意識を結果で示したのは、2打席無安打で迎えた五回2死一塁の打席だ。リーグ最多奪三振数を誇る右腕、コールに対し、ワンボールからの内角134キロのナックルカーブを鋭く振り抜き、右前へ運んだ。結果的には一塁走者のトラウトが三塁で憤死したが、「チャンスを広げるという意味ではいい感じで打てた。ああいう打席が増えていければ、と思います」と話した。