大谷 最年少23歳9カ月&日本人最速 週間MVP

 米大リーグは9日(日本時間10日)、週間MVP(2~8日)を発表し、ア・リーグはエンゼルスの大谷翔平投手(23)が初受賞した。投打の「二刀流」をこなす選手の受賞は各週の最優秀選手を選び始めた1975年以降、初めて。日本選手でメジャー1年目の4月の受賞は最速、23歳9カ月は最年少となった。

 ベーブ・ルース以来、100年ぶりに誕生した本格的二刀流選手をメジャーが認めた。

 打者として3、4、6日の3試合に指名打者で出場し、打率・462(13打数6安打)、3本塁打、7打点。投げては8日のアスレチックス戦で7回1安打無失点、12奪三振。七回1死まで完全試合の快投を披露し、2勝目を手にした。

 日本ハム時代の二刀流調整法にならい、登板翌日となった2日と同前日の7日の2試合を欠場。それでも他選手を上回る評価を受けたのは心強い。この日は登板後の疲労回復のため、予定通りレンジャーズ戦を欠場した大谷は球団を通じて「選ばれて光栄です。支えてくれた球団スタッフとチームメートに御礼申し上げます」とコメントした。

 試合を生中継したレ軍側の放送局は大谷を特集し、試合前や試合中に日本ハム時代の映像などを使って同選手を紹介した。07、08年にソフトバンクでプレーし、レ軍解説者のクリストファー・ニコースキー氏は同選手の快進撃を「ビックリシタネ」と日本語で表現。敵軍選手を取り上げたことを「みんなに見てほしい選手ですから」と説明した。

 大谷は10日の同カードに指名打者で出場する予定。日本選手初の4戦連発が懸かった打席に注目が集まる。

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