加藤清史郎 芸歴23年にして地上波連ドラ初主演 台本見てビックリ「これ何順ですか?」
俳優の加藤清史郎(24)が読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「君が死刑になる前に」(4月2日スタート。木曜、後11・59)で地上波連続ドラマ初主演を務めることが25日、分かった。突然7年前にタイムスリップしてしまった青年役を演じる本格サスペンス。加藤が大役への思いを語るとともに、大の虎党で知られるだけに今季の阪神への思いも述べ、独自の“猫理論”も展開した。
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芸歴23年の演技力で、春先から視聴者をドキドキの渦に引き込む。地上波連ドラ初主演を務める加藤は台本を見て驚いたといい、「(役の)名前が一番上に載っていて、『これ何順ですか?』って聞きました。本当にありがたいお話です。いまだに主演の実感が湧いていないかもしれない」と胸中を明かした。
演じるのは27歳のフリーター・坂部琥太郎。学生時代の映画サークルの仲間2人と7年前にタイムスリップし、元の時代で死刑を執行されていた大隈汐梨と出会うが、大隈は無実を主張。坂部は現在と過去を舞台に、連続殺害事件の裏に隠された真相を追う。
舞台の主演はあるが、地上波連ドラの座長は初めて。長い芸歴で「これまでいろんな座長の方とご一緒させていただいた」というが、「僕はどういうタイプなんだろう」と自身の方向性はまだ見つかっていない。「後ろにいるスタッフの方々、あとでちょっとお手紙でもください」とまさかの呼びかけで笑わせた。
1歳1カ月でデビューし、国民的な人気者に。高校3年間は英国に留学して演劇を学んだ。人生の分岐点は多かったが、タイムスリップ願望は「全くない」ときっぱり。「ためになった経験があるので、それが消えてしまうのはとても惜しい」と芯は持ちつつ、「自分の人生と全く関係のないパラレルワールドなら面白いかも」と想像を膨らませた。
大の虎党でもある加藤は取材中、俳優としての真剣な表情を見せていたが、話題が阪神になると「いいんですか?」と一気にノリノリ。早速「球児タイガースの2年目は楽しみですよね。どうなっていくのか。年々見守るのが面白いチームになってきている。僕はニコニコしながら見てたい」と、藤川球児監督に熱い期待を寄せた。
達観した思いもある。
「阪神っていう生き物がどうやって動いていくのか、猫みたいなことだと思うんです」と持論を展開。長いシーズンで勝つ時もあれば負ける時もある。「『7月のあの阪神どこ行ったー?』みたいな、ありますけど。『迷子になっちゃった』、『あ、帰ってきた猫』みたいな感じで見守るのが一番楽しいと僕は思います」と、広い心で見守っているという。
冷静さもあるが、「球場に行ったら、本当に次のことを考えず叫ぶんです」と照れ笑いし、「阪神という生き物を見るのが好きです」と熱弁をふるった。球場を沸かす虎戦士のように、振り幅のある至高の演技力で魅了する。
◇加藤清史郎(かとう・せいしろう)2001年8月4日生まれ、神奈川県出身。1歳1カ月でデビュー。父が阪神ファンで、2008年から自身も応援。09年、NHK大河ドラマ「天地人」で主人公・直江兼続の幼少期を演じて話題を呼び、トヨタ自動車のCMで「こども店長」として大ブレーク。高校3年間は英国に留学して演劇を学んだ。昨年はミュージカル「デスノート THE MUSICAL」主人公の夜神月役を演じ、今年はWOWOWドラマ「水滸伝」に出演。
