元阪神・ヘイグ「イチローはアイドル」子供の頃から憧れた選手との対面を心待ち

 2016年に阪神でプレーし、現在はマリナーズのキャンプに招待選手として参加しているマット・ヘイグ内野手(32)が、6年ぶりに古巣復帰するイチロー外野手(44)との対面を心待ちにした。

 マリナーズの本拠地シアトルに隣接するベルビューの出身。イチローが鮮烈デビューを果たした01年はまだ15歳、高校生の時だ。「球場へ応援に行ったこともあります。ずっとイチローのファンでした」。キャンプ施設のクラブハウスには、背中に「ICHIRO 51」が入ったスプリングトレーニング用ユニホームが掛かったロッカーが用意されている。

 「イチローはアイドル。子供の頃から応援してきた選手と一緒の空間にいられるなんて最高ですね。会ったら日本語で話し掛けます。イチローサン、ゲンキデスカ?って」

 阪神ではマット・マートンに代わる新戦力として期待されたが、1軍出場は31試合にとどまり、打率・231、2本塁打、11打点。前年に3Aでシーズン最多安打を記録し、MVPを獲得した実力を発揮することなく、1年で退団した。

 日本では悔しい思いをしたに違いないが、ヘイグは「たくさんのことを学ばせてもらった。野球以外のことも。とても大きな経験になった」と笑顔で振り返る。

 昨季はツインズ傘下の3Aで打率・297、10本塁打、65打点。出塁率は・373と安定した成績を残した。メジャーの舞台は15年を最後に遠ざかっている。イチローの加入は3年ぶりのメジャーを目指すヘイグにとって大きなモチベーションになるはずだ。

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