大谷、契約金2億6千万円でエンゼルス入団 申請から1週間の“速決”

 ポスティングシステムにより大リーグ移籍を目指していた大谷翔平選手(23)が8日(日本時間9日)、エンゼルス入りを決断したことを同選手の代理人を務めるネズ・バレロ氏が声明文で発表した。

 バレロ氏は11月24日に全30球団に向けて同選手への評価や適応性など問う7つの質問を送付。書面によるプレゼンの後、同選手はエンゼルス、パドレス、レンジャーズ、ジャイアンツ、マリナーズ、ドジャース、カブスの7球団との面談を希望した。

 面談は交渉解禁後の今月4日と5日にロサンゼルスで行われ、1球団当たり2時間、合計14時間を費やした。声明文によると、大谷がエンゼルス入りを決断したのはこの日の朝。理由として「ショウヘイはエンゼルスに強いつながりを感じ、メジャーリーグでの自分の目標を達成するために最もサポートしてくれる球団だと信じている」と、二刀流実現の環境が整った球団を選んだことを説明した。

 交渉解禁から1週間の“速決”。バレロ氏は声明文の中で獲得に動いた各球団の熱意に「彼はとても感動していたし、今回の選択は容易ではなかった」ともつづった。

 エンゼルスが有する海外選手契約資金は231万5千ドル(約2億6000万円)。労使協定の規定により、大谷は現時点ではマイナー契約しか結ぶことができず、今季の推定年俸2億6千万円とほぼ同額の契約金で、エンゼルスに入団することになる。

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