ダルビッシュ、7回途中1失点で勝利投手の権利もって降板 打ってはPS初打点を記録

 カブス戦の7回途中、降板するドジャースのダルビッシュ(21)=シカゴ(共同)
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 「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第3戦、カブス1-6ドジャース」(17日、シカゴ)

 ドジャースのダルビッシュ有投手(31)が敵地リグリー・フィールドで行われたリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第3戦に先発し、七回途中6安打1失点で勝利投手の権利をもって降板。打っては六回2死満塁から押し出し四球でポストシーズン初打点を記録した。

 ポストシーズン初勝利を挙げた9日のダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第3戦以来、中7日のマウンド。ダルビッシュは初回1死からシュワバーに初球、外角低めの143キロカットボールを左中間席へ運ばれるソロ弾で先制点を献上。続くブライアントに左前打、2死からコントレラスに外角低めの153キロ速球を右前へ弾き返され、2死一、二塁とされたが、ジェイを154キロ速球で見逃し三振に仕留め、ピンチを脱した。

 ドジャース打線は1点ビハインドの二回にポストシーズン初先発の37歳ベテラン、イーシアがソロ弾で同点とする。味方打線の援護に応えるかのように右腕はその裏のカブスの攻撃を3人で片付けると、今度はテイラーが三回にセンターへ勝ち越しソロを放った。

 1点リードの三回のダルビッシュは2死からブライアントに中前打を許したが、4番リゾをカウント2-1から143キロカットボールで二ゴロ。四回は2死からボテボテの三塁内野安打と四球で得点圏に走者を背負ったが、投手のヘンドリクスを空振り三振に斬って無失点に抑えた。

 四回を終わった時点で5安打1失点。粘りの投球を見せるダルビッシュを打線が再び、盛り立てる。四回、先頭ピダーソンが右翼線二塁打で攻撃の口火を切ると、1死からテイラーの左翼線適時三塁打でリードを2点に広げた。

  五回を三者凡退に抑えると、六回の自身の打席では2死満塁の場面で四球を選び、ポストシーズン初打点。その裏の投球は先頭のリゾを右前打で出したが、1死からジェイを遊ゴロ併殺に打ち取り、流れを相手に渡さなかった。

 4-1の七回は先頭のラッセルから空振り三振を奪ったところで、ベンチからロバーツ監督が出て交代を告げた。球数は81。1四球、7奪三振。前回の74球に続き、余力を残しての降板だった。

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