ド軍連勝 ターナー劇的サヨナラ3ラン!敵地の第3戦ダル先発

 「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第2戦、ドジャース4-1カブス」(15日、ロサンゼルス)

 ナ・リーグの第2戦が行われ、ドジャースが本拠地ロサンゼルスでカブスに4-1でサヨナラ勝ちし、2連勝とした。プレーオフは地区シリーズから5連勝。17日の敵地シカゴでの第3戦ではダルビッシュ有投手(31)が先発する。ア・リーグは2連敗中のヤンキースが16日に本拠地でアストロズと第3戦に臨む。

 同点の九回2死一、二塁、ドジャースのターナーの打球が中堅に伸びる。接戦にけりをつける3ランで、5万4千人超の本拠地ファンは総立ちに。球団では29年前の同じ日、ワールドシリーズでギブソンが放って以来のポストシーズンのサヨナラ弾。五回の同点適時打を含めチームの全打点を挙げ、ロサンゼルス近郊生まれのターナーは「祖母の家でその本塁打を見ていた。今は言葉もない」と感慨に浸った。

 陰の立役者は強力リリーフ陣だ。六回以降、4投手が走者1人しか出さなかった。ロバーツ監督は「救援投手とコーチが素晴らしい。緊密に結ばれた仕事師集団だ」と絶賛。延長戦に入れば登板予定だった前田は「最高の勝ち方だったんじゃないか」と喜んだ。

 リーグ優勝決定シリーズが7回戦制になってから先に2勝したチームは28度のうち25度でワールドシリーズに進出。88年以来の悲願の同シリーズ制覇を目指す中、抑えのジャンセンは「キャンプから大目標のために準備を重ねてきた。九回だけでなく何回でも投げられる」と力強かった。

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