ダルビッシュ、気迫の六回途中1失点でプレーオフ初勝利 ド軍地区シリーズ突破

リーグ優勝決定シリーズ進出を決め、シャンパンファイトをする【上】ダルビッシュと【下】前田(共同) 
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 「ナ・リーグ地区シリーズ・第3戦、ダイヤモンドバックス1-3ドジャース」(9日、フェニックス)

 米大リーグのプレーオフ、ナ・リーグの地区シリーズ第3戦が9日、フェニックスで行われ、ドジャースがダイヤモンドバックスを3-1で破って3連勝し、2年連続でリーグ優勝決定シリーズに進んだ。先発のダルビッシュ有投手(31)が5回0/3を2安打1失点でプレーオフ初勝利を挙げ、前田健太投手(29)が1回無失点と好救援した。

 闘争心をむき出しにした。勝てば地区シリーズ突破が決まる試合で、ダルビッシュが躍動した。

 「負けたら向こうが(勢いに)乗って、チームが不安になる可能性がある。短いイニングでもいいから、相手の息の根を止める気持ちでいこうと思った」。

 カットボールを軸にした投球プランを忠実に実践。この日は開閉式の屋根が開いていたため「変化球の曲がりが悪かった」と言いながらも、五回まで2安打7奪三振。失点はソロの1点のみというほぼ完璧な内容に「1球1球集中して投げました」と胸を張った。

 六回に突然、制球を乱し、先頭に死球を与えたところでお役御免。わずか74球での降板となったが「自分が監督でも今日はブルペン全員をつぎ込んで勝ちにいく。仕方ない」と理解を示した。

 ポストシーズン3度目の登板で初勝利。地区シリーズ突破も初となったが「喜びはそれほど感じていない。(世界一まで)あと8勝しないといけないですから」とダルビッシュ。心の底から喜べる日が来ることを信じて投げ続ける。

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