イチロー「1本出て全然違うし、1本出すのは難しい」10戦11打席ぶりの安打で実感

 マリナーズ時代の指揮官だったアスレチックスのメルビン監督と談笑するイチロー(撮影・小林信行)
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 「アスレチックス9-11マーリンズ」(23日、オークランド)

 マーリンズのイチロー外野手(43)は「9番・左翼」で先発し、5打数1安打2打点、1得点だった。八回の守備から中堅に入り、打率は・161(56打数9安打)。二回の右前適時打で9日のカージナルス戦以来、10戦11打席(1四球含む)ぶりのヒットを記録し、メジャー通算3039安打とした。メジャー史上96人目となる通算1400得点もマークした。

 イチローが快音を響かせたのは1-0の二回だ。2死ながら二、三塁の好機。初対戦の右腕、ハーンの高めに浮いたチェンジアップを右前へはじき返して走者2人をホームへ迎え入れた。

 今季初の適時打は13日ぶりとなるヒット。この日は2打席目以降もすべて得点圏に走者を置いた場面だったが、結果を出せなかったイチローは「1本出て全然(気持ちは)違うし、1本出すのは難しいけどね」と心の内を言葉にした。

 ヒットを打つことの難しさとともに実感したことがもう一つあった。

 「やっぱり体力がなくなってますね」

 6日のメッツ戦以来15試合ぶりのフル出場。過去14試合の内訳は、出場機会なし2試合、代打が11試合、守備交代が1試合。守りに就いたのはわずか11イニングだけ。

 ヤンキース時代の14年8月中旬に7試合ぶりにスタメン出場した時の感覚を思い出したというイチローは「ふわふわしてる感じです」と表現。試合のない日は遠征先であっても球場に足を運んで体を動かし、本拠地開催試合でベンチスタートの時は一回終了後から中盤まで初動負荷マシンなどを使ってトレーニングすることを日課としているが、「できることはやってるんですが、でも、足りないですよね。ゲームの体力とは違う」と話した。

 この日は、中堅のイエリチが八回の打席後に右股関節を痛めて途中交代。代わってイチローがセンターに入った。試合後のイエリチは明日以降の出場については「日々、状態を見ながら」と話したが、歩く際の足の動きはぎこちなかった。けがの回復に時間を要すれば、第4外野手のイチローの出番が増えることになる。

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