イチロー、5戦連続空振り三振 チームはサヨナラ勝ちで3連勝

試合前のフィールドで準備するイチロー(撮影・小林信行)
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 「マーリンズ3×-2メッツ」(16日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(43)は同点の九回に代打で途中出場し、空振り三振だった。チームは九回2死二塁から新人リドルにメジャー初本塁打が飛び出し、サヨナラ勝ち。3連勝で貯金2とした。

 同点で迎えた九回無死一塁。代打で登場したイチローは、セオリー通り、走者を得点圏に進めるべく、バントを試みた。しかし、初球、外角145キロ直球を三塁線の外に転がすと、2球目は内角低め143キロ直球はネット裏席に飛び込むファウル。カウント0-2と追い込まれると、強攻策に転じ、2球連続ファウルの後、ボール1つを見送って粘りを見せたが、6球目、内角148キロ直球はバットをかすめて捕手のミットに収まった。

 試合は、マーリンズが先発、ストレイリーが6回途中まで5四球を出しながら相手打線を無安打に抑え、五回2死から3投手の継投で八回2死までノーノーを継続。しかし、2点リードの九回にマウンドに上がった5番手、フェルプスが2死二、三塁から2点適時打を許して追いつかれながら、最後は九回の守備から途中出場したリドルの劇弾で今季2度目の3連勝を飾った。

 イチローは12日からこの日まで5試合連続(スタメン1試合、代打4試合)で空振り三振を記録。8日のメッツ戦で今季初安打を放って以来、6戦9打席で無安打が続いている。

 17~19日は敵地シアトルで古巣、マリナーズと3試合を戦う。イチローにとっては14年6月以来、3年ぶりの凱旋試合。3戦目の19日には昨年8月に達成した通算3000安打の偉業を称える首振り人形が来場者に配布される。メジャー1年目の01年から12年途中までプレーした思い出の地で復調のきっかけをつかみたい。

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