吉本退所の小籔千豊、ライブで“新喜劇愛”見せる「亡くなったベテランを弔う気持ちで演奏する」

芸人・小籔千豊が主催する音楽フェス『コヤブソニック』が、「インテックス大阪」(大阪市住之江区)にて3日間にわたって開催中。9月22日のトリは、小籔が率いるバンド・吉本新喜劇ィズがつとめた。

■これでラスト? 小籔率いる吉本新喜劇ィズ2008年より開催されている同イベントだが、今年をもってラストと発表されている。時期を同じくして、長年所属していた吉本興業とのマネジメント契約終了も発表した小籔。

それに伴い、小籔がドラムを担当し、新喜劇座員の宇都宮まき・松浦真也・ 金原早苗、さらに元チャットモンチーの福岡晃子を加えたバンド・吉本新喜劇ィズの活動も、ひとまず今回が最後になるという。

節目となるライブ直前におこなわれた囲み取材では、「持ち時間も限られてるんですが、亡くなったベテランさんたちを弔う気持ちで演奏したいと思います」と語った小籔。

さらに小籔いわく“唯一のほんまもん”である福岡は、小籔がドラムを始めた当初からバンドに加わっていたこともあり、「ラストライブなんですよね…。悲しいです。でも最後のライブ、頑張ります!」と名残惜しげな様子を見せた。

■ 6年ぶりのライブに「コヤソニ」ファンも大盛り上がり吉本新喜劇ィズがライブをおこなうのは約6年ぶりのこと。ボーカルの宇都宮は、「私たち吉本新喜劇ィズ、6年間のフリーズドライを経て、今日ここに戻ってきました!」とシャウト。

続いて「この6年間、メンバーたちにさまざまな成長がありました。母親になって、子育てに奮闘してるメンバー。そして宗教家になり、教祖として奮闘してるメンバー。吉本を辞め、無職になっていくメンバー。そんな成長した私たちの姿、ゆっくり見て帰ってください」と話すと、「そして私たち。今日をもちまして、フリーズドライに入ります!」と再びフリーズドライ宣言。会場では、笑いと「えー」と残念がる声が入り混じっていた。

■ 名曲カバーに寸劇も!チャーリー浜・井上竜夫へ捧ぐフィナーレいよいよ演奏が始まると、コンセプトが「コピーバンド」ということで、『第ゼロ感』(10-FEET)や『若者のすべて』(フジファブリック)、『サヨナラCOLOR』(SUPER BUTTER DOG)といった名曲をカバー。

宇都宮の「私たちはアーティストの皆さんをリスペクトしています」「そして吉本新喜劇のやなぎ浩二師匠をリスペクトします」という前置きのもと、歌詞のなかに「やなぎ!」や、やなぎのギャグ「ちゃっそ!ちゃっそ」といったワードを入れ込み、笑いを交えたパフォーマンスを見せた。 

さらに『SLAM DUNK』の三井に扮したやなぎと、安西先生に扮した座員・川畑泰史が登場し、作品のワンシーンを再現した寸劇をおこなったり、新喜劇内ユニット・爆乳三姉妹がコーラスとして登場したりと、新喜劇ならではのステージに。

ラスト2曲は、オリジナル曲『TATSU-G』『Bicycle Beach』を披露。それぞれ新喜劇の亡きレジェンド座員・井上竜夫さんとチャーリー浜さんのことをユーモラスに歌った内容となっており、吉本新喜劇ィズの愛ある熱唱と演奏に、観客も拳と歓声を上げて応じていた。

取材・文・写真(囲み)/つちだ四郎

(Lmaga.jp)

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