松居大悟監督の映画「ちょっと思い出しただけ」、カナダの映画祭で最高賞

クリープハイプの尾崎世界観の楽曲に松居大悟監督がインスパイアを受けて製作した映画『ちょっと思い出しただけ』が、カナダの『ファンタジア国際映画祭』にてカメラ・ルシダ部門最高賞を受賞。喜びのコメントを発表した。

同映画は、尾崎世界観の楽曲『ナイトオンザプラネット』に触発された松居大悟監督が、キャリア初のオリジナルラブストーリーとして作り上げた作品。照明スタッフ・照生(池松壮亮)とタクシードライバー・葉(伊藤沙莉)の2人が別れた後から始まり、時を巻き戻しながら2度と戻れない愛おしい日々をちょっと思い出していく物語だ。

松居監督が受賞した「カメラ・ルシダ」は、 もっとも個性的で革新的な作品を紹介する部門。 審査員たちは「完璧に計算された構成と日常的なものに意味を与えたその素晴らしさを評価し満場一致で受賞が決定した」と評価。 同部門での最高賞は日本映画として初となり、 松居作品としても初の海外映画祭での受賞となった。

今回の快挙に松居監督は、「この映画は、 自分の誕生日(11月2日)に東京国際映画祭で世界初上映、 尾崎くんの誕生日(11月9日)前日に観客賞とスペシャルメンション、伊藤沙莉さんの誕生日(5月4日)に目標興収達成、池松壮亮演じる照生の誕生日(7月26日)前日にファンタジア、 だなんて。 なんだか、誕生日があってよかったなと思います。産んでくれた親に感謝しています、誕生日ありがとう、という気持ちです」とコメント。

そして、「個人的にもファンタジア国際映画祭はもっとも出品している大事な映画祭で、5作品目の今作で・・・作っていてよかったな、と思いました。コロナ禍で奪われたものばかりを見るのではなく、暗くなるからこそ光を見つけやすくなる、と、当たり前の感情を抱きしめられるように作った映画です」と受賞を喜んだ。

同映画は「京都みなみ会館」(京都市南区)で8月12日から25日まで上映。また、9月2日にはブルーレイ&DVDが発売される(通常版4180円)。

(Lmaga.jp)

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