東海大望洋 猛打で歓喜の初甲子園!

 「高校野球・千葉大会決勝、東海大望洋13‐2専大松戸」(26日、QVC)

 “4度目の正直”で東海大望洋が夏の甲子園初出場を決めた。2番手の原田泰成投手(2年)が最後の打者を打ち取ると、ナインはマウンドに駆け寄り歓喜の抱擁。就任28年目の相川敦志監督(53)は感極まり、目を潤ませた。

 01、08、10年と過去3度進んだ決勝戦はすべて無得点に終わったが、この日は13得点と打線が爆発。過去の呪縛から解き放ったのは主将の木村幸樹外野手(3年)だ。相川監督が「あれが大きかった」と振り返る、二回1死での左翼ポール直撃の先制ソロにベンチは活気づき、その後もスクイズ、2年生4番・石井のソロなどでこの回6得点。一気に主導権を握った。

 今年5月に東海大系列校野球部総監督などを務めた原貢氏が死去。その恩に報いるかのごとく、今夏は山梨の東海大甲府と南北海道の東海大四に望洋が続き、東海大系列が史上最多タイとなる3校同時出場を決めた。

 相川監督は原氏から指導者としての助言を度々授かったという。「あの方からは『豪快さの中に緻密さがある』というのを感じていた。この大会も打つだけでなく、スクイズなどの細かいプレーもやった」と、教えがついに実を結んだ。甲子園でも“東海大旋風”を起こす。

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