ケイバ熱盛ブログ「祝!川須栄彦」(4月23日)

 栗東・井上です。突然ですが、『J6』って知ってますか?99年に結成され、CDデビューした騎手6人のユニットで、メンバーは松永幹夫、蛯名正義、田中勝春、藤田伸二、四位洋文、後藤浩輝。個性的過ぎる6人ですね…(笑)。

 後にも先にも「Destination」の1曲だけでしたが、競馬学校の騎手課程生徒募集CMにも使われました。作詞・大江千里、作曲・井上大輔と聞けば、いかに本気だったかが伝わります。当時は女性ファンがお目当てのジョッキーを「キャー!」と追い掛けた時代。懐かしいですね。

 最近は男前のジョッキーが多いと感じます。性格もルックスも、といった“おっとこまえ”の代表といえば、永遠に年をとらない幸英明Jでしょう。そして、“とにかくカワイイ”川須栄彦Jも外せません。

 今月20日、そんな川須クンが大井の東京スプリントを制しました。勝ったシャマルはデビューから手綱を取り続ける馬だけに、こちらも胸アツ。グータッチで祝福すると、「うれしいですね。レッドアリオン(15年関屋記念)以来ですから7年ぶり。あの時23歳だったけど、もう30歳になっちゃいました」と満面の笑み。実は「大井競馬場は初めてだったので…。浦和?大井?どこだっけ?って。まず、行くのが大変でした」とレース前は珍道中だったようです。

 レースは初コースの騎乗と思えない堂々とした立ち回り。最後は先に出た内のリュウノユキナを差し返し、“追える”川須クンらしいファイトで鼻差制しました。「あ~。負けたかも…頼む~って思いました。戻ってきたら、助手さんが喜んでいて、“勝ったんだ、良かった”と。掲示板を見て、自分のゼッケンも確認して“あ、5だ。合っている”って」。うれしそうに振り返る姿がまた、川須クンらしい。

 以前、福永Jにダート1200メートルの騎乗馬について聞くと、こんな答えが返ってきました。「川須が乗ったら勝てるんちゃうかな。ダートの千二は川須。アイツが一番うまい」。スタートセンス、道中のペース判断、ポジション、そして追えて、馬に諦めさせない。ワタクシも、知り合いの馬主さんに「千二の川須クンで負けたら仕方がないよ」と伝えたことがあります。

 現在、JRA通算399勝と、節目の400勝にリーチがかかっています。これまでの内訳は1位がダート千八(63勝)、2位はダート千二(60勝)、3位が芝千二(58勝)です(あれ?1位はダート千二じゃなかった…)。日曜阪神12R(ダート千二)の本命は川須騎乗のロードサージュ。400勝を達成するでしょう。

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