泣きたいのはこっちだ

【土曜・中山3R・2歳未勝利】

 レース後「ウッチー…(泣)」のメールが届いた。◎メイプルストロングの担当厩務員からだ。内々で窮屈になって、ブレーキを踏むシーン。馬なりゴールインで権利も取れなかったのだから、確かに泣きたくもなっただろう。いや、泣きたいのはこっちだ。とにかく買う、買う、買う!と前日までプレッシャーを掛けて、ギリギリの状態面も確認。タラ、レバが通用するなら、あの日はかなり潤っていた。個人的にダートは3列目、芝は4列目の内側はデッドゾーンと位置づけしており、前走は仕掛けられた罠にハマってしまった感。今回はメンバーを見て「骨っぽい相手がいるね。ただ、うちのもさらに状態を上げているし、条件も2度目。長岡もこの馬を分かっているし、乗り方は大丈夫。枠順が決まったら、もう一度作戦会議を行うよ」と相手を絞れるレースだけに、積極的に張ってみたい。

【土曜・中山6R・2歳新馬】

 千葉サラブレッドセールで8000万円(税抜き)で落札された◎マツリダウメキチがいよいよデビュー。まだ全体的な緩さは残っているものの、筋肉量は豊富。ここまで10本の追い切り時計をマークしているように、入念に乗り込んでの出走だ。「本当に良くなるのはまだ先だが、現時点でも十分やれる態勢。この条件も合っている」と国枝師。素質優先で買ってみたい。

【土曜・中山12R・3歳上500万下】

 夏場は体調が整わず使い込むことのできなかった◎ラブリーアモンだが、ひと息入れての復帰戦となった前走はきっちりと馬体が回復。レースも逃げ、先行有利の馬場を追い込んで0秒4差なら悪くはなく、復調を示す内容だったと言える。今春は重賞戦線で見せ場をつくってきた地力の持ち主。500万クラスは楽に突破できる器で、ケイコの動きに鋭さが出てきたように状態面も何ら問題はない。

(馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹)

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