「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（８日）

　まずはラストクラシックとなる栗東・角居厩舎入厩馬から。募集価格最高値のファルコニア（牡、父ディープインパクト、母カンビーナ）に、「前肢の伸びが良く、集団調教で目につくほどレベルの高い走りを見せている」と関係者の評価は高い。ヒートオンビート（牡、父キングカメハメハ、栗東・松田）の母は１１年桜花賞馬マルセリーナ。「体の柔軟性、伸縮性に優れていて、首の使い方にセンスを感じる。兄ラストドラフトの同時期に似ているね」と賛辞を並べた。

　リリーピュアハート（牝、父ディープインパクト、母リリーオブザヴァレー、栗東・藤原英）の全兄は１６年青葉賞を勝ったヴァンキッシュラン。「我の強い面を持っているが、成長の跡が見られる。柔軟性に富んだ軽やかな加速をする」と評価。Ｇ１常連の中内田厩舎からはウルスラ（牝、父オルフェーヴル、母ウミラージ）。「走りのバランスが良化して、軽い加速をするようになった。ビジュアルの良さが特筆できる」。こちらも注目の一頭だ。