「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（５日）

　〈栗東〉３日の阪神５Ｒでデビュー勝ちしたシングルアップ（牡、寺島）はいったん放牧へ。師は「今後はフェニックス賞（８月１１日・小倉、芝１２００メートル）から小倉２歳Ｓ（９月２日・小倉、芝１２００メートル）へ」と見通しを語った。

　ロードカナロア産駒のドゥシャンパーニュ（牝、安田翔）は、北村友で２３日の函館５Ｒ（芝１２００メートル）にスタンバイ。師は「小柄ながらも体幹がしっかり。気性的にも大人びていますね。乗り手の指示に対して従順」と素質を評価。僚馬でロードカナロアの全弟にあたるロードオヒア（父キングカメハメハ）は３０日の中京５Ｒ（芝１６００メートル）を目標に調整中。「ストライドがゆったり。気性もしっかりとしていて、自分を見失うことはないですね」。推定体重４９０キロ。鞍上は川田を予定している。

　〈美浦〉３日の東京５Ｒで初陣Ｖを飾ったグランアレグリア（牝、藤沢和）は、近日中に福島県のノーザンファーム天栄へ放牧。府中マイルの新馬戦レコード（１分３３秒６）を樹立し、「速かった。あれだけ速い２歳馬は久々に見たよ」と師も驚きを隠せない。僚馬で、昨年のオークスを制したソウルスターリングの半妹シェーングランツ（父ディープインパクト）、ビートたけしが命名したキタノインパクト（牡、父ディープインパクト）はゲート試験に合格した。