【地方競馬】ミューチャリーが引退、誘導馬へ 21年JBCクラシックで地方馬による初制覇など

 一昨年にJBCクラシック・Jpn1などを制してNAR年度代表馬に輝いたミューチャリー(牡7歳、船橋・矢野義)が現役を引退することが16日、明らかになった。15日のダイオライト記念で競走を中止し、一夜明けて管理する矢野義幸調教師が発表した。今後は誘導馬を務める予定。

 昨秋の日本テレビ盃以来、5カ月半ぶりで臨んだが、2周目の3コーナー過ぎで右寛ハ行を発症。トレーナーは「いろいろ原因を探ってきたが、良くなり切らなかった。完全燃焼してしまったようだ。前回と同じような止まり方だった」として、オーナーとの話し合いで決定した。

 2021年のJBCクラシック(金沢)を地方所属馬として初制覇。その年のNARグランプリで年度代表馬に選出された。「一番の思い出はJBCを勝ってくれたこと。小さい体でよく頑張ってくれたよ。ファンの皆さん、今まで応援してくれてありがとうございました」と感謝の言葉を並べた。引退式の予定はあるが、詳細は未定。

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