【地方競馬】ナリタミニスターが園田チャレンジカップ制覇 5連勝で地元重賞初V
「園田チャレンジカップ」(11日、園田)
1番人気のナリタミニスターが道中5番手追走から直線抜け出して優勝。5連勝を飾り、兵庫での初タイトル(重賞2勝目)を獲得した。2着には好位から伸びた2番人気のナムラムートが入り、中団から伸びた7番人気のイルティモーネが3着だった。
兵庫を代表するスピード馬の争いだけに、全馬がきれいなスタート。その後は重賞5勝馬のナチュラリー、同4勝馬のエイシンエンジョイの2頭がハナ争い。4角まで両頭がけん引したが、中団から追い上げたナリタミニスターが直線に入ると力強く抜け出し、迫るナムラムートを4分の3馬身差封じてゴールした。
これでコンビ結成から5連勝と快進撃を演出している吉村智は「あの位置取り(5番手中団追走)はこのメンバーだから仕方なし。砂をかぶっても平気だったし、ずっと58キロで走ってきたのが56キロでしたからね」と会心の勝利を振り返った。
勝利を見守った坂本和師は「今後も体調を見ながら、いい時に使っていきたい」と話し、具体的な目標を定めず、今後も状態優先での出走となりそうだ。この勝利で兵庫短距離界の頂点へと登り詰めたナリタミニスター。勢いはまだまだ続きそうだ。