【地方競馬】レイチェルウーズが東京2歳優駿牝馬V デビューから無敗で重賞初制覇

直線で2着以下を一気に突き放し東京2歳優駿牝馬を制したレイチェルウーズ=大井競馬場(撮影・持木克友)
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 「東京2歳優駿牝馬・S1」(31日、大井)

 開催最終日の10Rで行われ、2番人気のレイチェルウーズが、デビューから4戦4勝で初重賞制覇を果たした。中団から徐々に進出し、直線で先行勢を一気に抜き去った。逃げた4番人気のテーオーブルベリーが2着に粘り、差したサブノアカゾナエが3着に入った。

 前日30日にシンデレラマイルで重賞制覇を飾ったばかりの本田重が「返し馬から調子の良さが伝わってきたので、自信を持って乗れた」とエスコート。初の右回り、初距離、初輸送、不利な大外枠も全てはね返した。

 道中は中団の外で追走。最終4角では、逃げ粘るテーオーブルベリーと1番人気ブロンディーヴァが一騎打ちの展開に。だが、直線に入るとディーヴァは伸びを欠いて失速。外から矢のように伸びたレイチェルウーズが、残り100メートルでブルベリーを一気に交わした。

 鞍上が「風が強くてタフなコンディションだったが、頑張ってくれた。まだ底を見せていないので楽しみ」と話せば、林正人師も「まだ調教をセーブしているのに底が知れない」と声をそろえる。距離適性にも「もう少し行けるかな」と指揮官は延長も視野。2020年は女王として3歳の牝馬路線を突き進む。

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