【地方競馬】兵庫CSはテーオーエナジーがV

 「兵庫チャンピオンシップ・Jpn2」(3日、園田)

 単勝1・4倍と断然の1番人気に支持されたテーオーエナジーが、直線で抜け出してV。重賞初挑戦でタイトルを手にした。2着は逃げ粘った2番人気のビッグスモーキー、3着には2番手を追走した3番人気のキャベンディッシュが入った。なお、5着までをJRA勢が上位を独占した。

 圧勝だった。テーオーエナジーは道中4番手を追走。4角手前から外を回ってスパートすると、直線半ばで先行勢を楽々とかわし、最後は5馬身差をつけて、悠々と先頭でゴールした。

 好スタートからハナをうかがう勢いだったが、100メートル付近でトモを落としてスピードが鈍り、控える形になった。それでも岩田は慌てず「道中息は入っていたし、自信を持って我慢していました」と相棒の力を信じていた。当レース4勝目を挙げ「天皇賞(春)でレインボーラインが最後まで頑張ってくれたのが、つながってくれたと思います」と、JRAのビッグタイトルに続く勝利に声を弾ませた。

 「何とか大きいところを狙いたい」と鞍上も将来性を高く評価。昨年のタガノディグオに続き連覇となった宮師は「オーナーと相談して」と明言を避けたが、活躍の場は広がるばかりだ。

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