以前、当欄で書いた馬装具の話は覚えているでしょうか？　パドックでは馬体だけを見るだけでなく、ハミの種類やメンコの有無、チークピーシーズ、シャドーロールなど、装着している馬具を覚えておけば、それを変更してきた時に馬券のヒントになるという話です。

　先週の日曜・京都５Ｒで推奨したポジティブスタンドは直線で内にもたれてまともに追えませんでした（６着）。手応えは残っていただけに、まっすぐ走っていれば…という内容です。ちなみに装着していた馬具は、ハミはノーマル、メンコ有り、舌を縛る。こんな感じだったと思います。次走はどんな姿で出てくるのか。ハミ替え？　新たな馬具を装着？　出走が待ち遠しいです。

【日曜・京都２Ｒ・２歳未勝利】

　前走の◎ラペールノアールは発馬で後手に回る形。中団のインで動くに動けなかったうえ、直線でも外からプレッシャーをかけられて満足に追えませんでした。４００キロに満たない小柄な牝馬だけに、阪神の坂も微妙に影響していたと思います。その点、今回は開幕馬場で直線がフラットな京都コース。直前に栗東坂路でビシッと併せ馬で攻められていることから、恐らく馬体減りの心配もないでしょう。一変が期待できます。

　相手は○メイショウトラマツ、▲タガノヒバナ、×アリイタヤス、☆ディアボレット、△キンショーブラック。馬券は馬連と３連複◎軸１頭流しで。

【日曜・京都10Ｒ・清滝特別】

　２走前のニュージーランドＴではひときわ目立つ脚を使い、見せ場をつくった◎スズカメジャー。スローペース＆前残りの展開を、後方から大外を回って追い上げた内容は上位馬以上にインパクトがありましたからね。重賞でもやれるだけの地力は見せたと思います。10着の前走は直線で内にささってコントロールが利かなくなったことが敗因。度外視していいでしょう。約５カ月ぶりとはいえ、帰厩後は抜群の動きを連発して仕上がりは上々。1000万クラスならあっさりと決めてくれるはずです。

　相手は○クリノヤマトノオー、▲ウォータービルド、×サマーローズ、☆ミスズダンディー、△ビオラフォーエバー、△ブランドベルグ。馬券はアタマ固定の馬単と３連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【日曜・東京11Ｒ・毎日王冠】

　12頭立てながら豪華な顔触れがそろいましたが、本命は迷わず◎リアルスティールに。先（ドバイ連覇を目指していた）を見据えた仕上げでも勝ち負けになるとみていた前走がまさかの８着。ケイコはそれなりに動いていたものの、当日のパドックでは妙に大人しく、馬体が小さく見えました。先を見据えた仕上げだったというより、昨秋の疲れが抜けきっていなかったのでしょう。予想の段階でそれを見極められなかった点は大いに反省しています。しかし、時間をかけてじっくりと立て直した今回は活気に満ちた動きで、エネルギーは完全回復。前走と同じ４Ｆ51秒台でも、今回はうなるような手応えに加え、抜けだす時の走りに余裕も感じられました。強いこの馬の姿を見せてくれると思います。

　相手は斤量も加味して○ソウルスターリングにしましたが、立て直して脚さばきが非常に素軽くなった▲マカヒキにも大いに注目しています。以下×サトノアラジン、☆グレーターロンドン、△アストラエンブレム。馬券はアタマ固定の馬単と馬連。あと◎○▲の３連単ボックスで勝負。

【先週の推奨馬成績…９月30日＝(6)(3)(3)着、10月１日＝(3)(10)(7)着】

（馬サブロー栗東支局長・竹村浩行）

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