【松山競輪】あの松浦悠士を弟子に持つ脇田良雄 的確な位置取りから突っ込んで決勝進出を目指す

 「ミッドナイト競輪・チャリロト杯in松山・F2」(23日、松山)

 2019年に大ブレークを果たした松浦悠士(広島)。11月の競輪祭(小倉)でG1初優勝を飾り、12月のKEIRINグランプリに初出場(7着)。20年は3月にウィナーズカップ(福井)でG2初優勝、8月にオールスター(名古屋)で2回目のG1優勝を飾り、12月は2回目のKEIRINグランプリ出場(8着)。今年に入っても勢いは衰えず、すでにG3でV3を飾り、G1・全日本選抜(川崎)で決勝進出(4着)。安定感ある走りで競輪ファンを魅了している。

 前置きが長くなったが、この松浦の師匠といえば脇田良雄(51)=広島・66期・A3。お笑い界に例えると松浦が明石家さんまなら、脇田は笑福亭松之助さん(故人)といえる。

 今場所の脇田は初日から好走した。1Rは工正信(広島)に前を任され、初手から佐藤健太-高尾剛文(ともに福岡)を追走。渡辺大剛(京都)が上昇すると、追走し切れなかった山本貴喜(大阪)が前に割り込んできたものの、うまくさばいて再度、福岡コンビを追走。佐藤が2角から番手まくりを放ち、直線で高尾が伸びて1着。脇田も外を伸びて2着に入った。

 脇田はオールラウンダーとして知られており、その流れは松浦にも受け継がれている。23日の準決は3Rに登場。このレースで逃げ、まくり、差し、マークと連対時の決まり手の4つともに数字が入っているのは脇田だけ。「決めずにやる」とコメントしており、的確な位置取りを披露するはず。新人の小松原正登(福井)に初日でも対戦した佐藤-高尾が強敵だが、自在派の脇田はうまいレース運びから決勝進出をもくろむ。

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