【競輪】競輪一家に生まれ育った菅田和宏 豪快弾で別線を封じ込める

 「ミッドナイト競輪・ペプシコーラカップ・F2」(9日、玉野)

 前期(1~6月)からA級1班に陥落した菅田和宏(36)=宮城・88期・A1。長らく守ってきたS級の座から滑り落ちて、もう2期目。前期の競走得点は91・94で120位(A級)。来期(2018年1~6月)のS級復帰は確定とはいえない微妙な位置だが、今期(7~12月)は80・66と絶不調。ただ、今回の初日1Rは3着で、準決に勝ち上がってきた。 父はコンコルドの異名で特別競輪(G1)V1、世界選手権スプリントのメダリスト(1976年は銅、77年は銀)としても有名な順和さん(36期=引退)、妹は現役の競輪選手で賀子(104期)。そして叔父の彰人さん(47期=引退)、いとこの壱道(91期)、謙仁(109期)。ファンもよく知る名前がズラッと並ぶ競輪一家に生まれ育った。

 菅田は玉野バンクと好相性。2015年12月、当時はS級1班だった菅田だが、直近4カ月の競走得点が97で予選回り。登場した9Rは石丸寛之-藤田昌宏(ともに岡山)の地元コンビが人気を背負ったが、正攻法の菅田は誘導員退避の打鐘4角から先行。11秒5とこの日の一番時計で押し切ったのだ。菅田マークの十文字貴信(茨城)が「菅田君は強い。味方で良かった」と絶賛。菅田はオリンピック銅メダリストに称賛されるほどのパワーを持っているのだ。

 A級でいつまでもくすぶっている訳にはいかない。準決6Rに登場する菅田は、破壊力満点の先行、まくりを披露するに違いない。

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