【武雄G3】スタート直後にアクシデントも1着奪取の篠田幸希 準決は鈴木竜士に前を任す
「日本名輪会カップ・オッズパーク杯・G3」(21日、武雄)
初日(20日)8Rは篠田幸希(26)=群馬・123期・S2=が1着。スタート直後にシューズをペダルに固定するクリップバンドが外れるアクシデントに見舞われて再発走になった。いち早くスタート地点に到着した篠田は他の選手たち1人ずつに頭を下げていた。再発走後は誘導員後位の正攻法。久樹克門-北村信明(ともに徳島)が上昇してきたが、赤板で突っ張って出させず、打鐘前に仕掛けてきた南潤(和歌山)-鷲田佳史(福井)を行かせてうまく3番手を確保。最終2角からまくって先頭でゴール。番手の大矢崇弘(東京)とワンツーを決めた。
レース後はクリップバンドが外れての再発走について「すみませんでした」と発走が遅れたことを陳謝。ただ「コンディションはいいです」とまくって勝利したことに満足げだった。
2日目(21日)準決7Rは鈴木竜士(東京)とタッグ。若い篠田が前回りかと思われたが、鈴木が「自力」とコメント。篠田は「鈴木さんに任せます」で、鈴木-篠田で連係することになった。阿部将大(大分)-井上昌己(長崎)-渡辺豪大(福岡)が怖い存在だが、厳しくさばける鈴木が自由自在に攻め上げて打開をもくろむ。最後は篠田がきっちりと差し切る場面が訪れそうだ。
