【武雄G3】2着量産型の元砂七夕美 初日1Rも2着に「迫れていたと思います」
「日本名輪会カップ・オッズパーク杯・G3」(21日、武雄)
初日(20日)1Rは那須萌美(宮崎)が1着。2着に入ったのは元砂七夕美(29)=奈良・108期・L1。堅実な走りで今年10回目(27走)の2着ゴールだ。
2015年7月にデビューした元砂は、これまで719走で20勝。1着率は2・7%だが、2着は107回。2着率は14・8%。今年に入っては2着量産中で、1着は0ながらも、2着は前記通りの10回。2着率は37・0%。通算の数字より倍増している。
もちろん1着が欲しい。優勝は1回(2019年7月の奈良)、予選で1着を取ったのも「実は1回なんです」とのこと。昨年8月の高松2日目でゲットしただけ。それでも、安定感のある走りで2車単、3連単車券に貢献できている。
初日1Rの元砂は周回中は2番手。田中月菜(佐賀)を追っていたが、後方からまくり上げてきた又多風緑(石川)に最終バックで切り替えて追走。そこで那須がさらに上をまくると、元砂は俊敏に那須後位に切り替える。離れ気味に続いたが、最後はピタッと後輪に続く形で2着に入った。
「最後は迫れていたと思います」。前場所の青森から約1カ月も空いたが、実戦気配は良さそう。2日目(21日)は2Rに登場。強敵の石井寛子(東京)より勝負どころで前団を確保できれば、先頭でゴールを駆け抜けるシーンが見られるかもしれない。
