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向日町G3特集・【関東地区】真杉匠

非凡な先行力を見せる真杉匠
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 「平安賞・G3」(9月2日開幕、向日町)

 山口拳矢(岐阜)、町田太我(広島)など、昨年デビューした117期生がビッグレースで存在感を放つ今年の競輪界。その中、真杉匠(22)=栃木・113期・S1=もブレークを果たした1人だ。

 関東勢期待の機動型として地道に力を付けていた真杉が一気に名を売ったのが5月のG1・日本選手権(京王閣)。1次予選、2次予選を先行して2、1着で準決勝へ進出。準決でも果敢に風を切ると、中団でのアクシデントがあったとはいえ、強靱(きょうじん)な脚力で2着に粘り込み、ダービーのファイナリストに名を連ねた。警戒された決勝では「甘くなかった」と主導権を握れなかったが、「決勝に乗れたことは自信になった」と一気に注目を集める存在になった。

 日本選手権の直後に参加した向日町のF1シリーズでも連勝で決勝進出を決め、決勝は番手の武藤龍生(埼玉)にかわされたものの、2着。3日間ともバックを取って、持ち味を存分に見せた。

 今回は遠征勢の主力の1人として向日町記念に登場。関東のマーク選手はもちろん、番組次第によっては東日本の追い込み選手に前を任されることになりそうだが、突っ張り先行も苦にしない積極的な組み立てで別線完封をもくろむ。

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