【関東地区】諸橋愛
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昨年は共同通信社杯(武雄)でG2初制覇を果たした諸橋愛(41)=新潟・79期・SS。獲得賞金上位でKEIRINグランプリにも出場した。だが、晴れの舞台で落車(失格)。その後もS級S班らしい活躍ができず、精神的にも追い詰められていた。
想像を超えるプレッシャーから「競走に行きたくない時期もあった」と吐露した諸橋。それでも、7月に地元の弥彦記念で優勝したときは「必ず結果が出ると信じて練習をやってきた。結果が出せて良かった」と人目をはばからずに涙を流したのは印象的だった。
今年の優勝は弥彦記念だけ。S級S班としては少し物足りない。それだけにG3で実績を積み上げて、寛仁親王牌(前橋)、競輪祭(小倉)とラスト2つのG1で2年連続のグランプリ出場を決めたいところ。向日町記念はまだ優勝しておらず、村上義弘がけん引する地元軍団を相手に、SSの諸橋がどう戦うかは見もの。年末へ向け勝負をかけるためにも、鋭脚に磨きをかけて向日町に乗り込む。