【近畿地区】村上義弘
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主役の座は譲らない。近畿の総大将・村上義弘(44)=京都・73期・S1=が地元バンクで強烈な存在感を発揮する。
昨年は負傷に泣いた1年だった。競走中や練習中での落車の影響で、2010年から続けていたKEIRINグランプリ出場を逃した。
巻き返しを狙う今年は優勝こそないものの、全日本選抜(四日市)、日本選手権(平塚)で準Vなど、特別競輪で安定した走りを見せている。賞金ランクでも上位に付け、S級S班への返り咲きもすでに決定的だ。
7月には「今年の後半戦に向け、万全の状態で戦えるように」と左鎖骨のプレートを除去。失格とはなったが8月のオールスター(平)でもきっちりファイナルまで駒を進めている。負傷明けで出場した昨年の地元記念は準決で敗退したが、昨年に比べると今年は明らかに状態は上向き。代名詞でもある「魂の走り」で地元のファンを魅了する。