文字サイズ

【18年決勝VTR】藤木裕が地元記念初V ヘルニアから復活!涙のG3制覇

 表彰式でファンの声援に応える藤木裕
1枚拡大

 「平安賞・G3」(25日、向日町)

 見事な復活劇を見せた。近畿3番手を回った藤木裕(34)=京都・89期・S2=が直線で差し切り優勝。2013年4月武雄以来となる通算3回目のG3優勝を達成した。

 近畿の強力な結束力が別線の反撃を許さなかった。レースは三谷竜生(奈良)-山田久徳(京都)-藤木-村上博幸(京都)、清水裕友(山口)-岩津裕介(岡山)、金子哲大(埼玉)-杉森輝大(茨城)-斉藤竜也(神奈川)の順で周回。金子が主導権取りを狙ったが打鐘過ぎに三谷が叩いて先行。最終1角過ぎから清水が反撃も、2角から山田が前へ踏む。藤木はまくってきた清水をブロックし「ゴールまでがむしゃらに踏んだ」と直線で鋭く伸びてゴールを駆け抜けた。

 首のヘルニアにより「2年間棒に振って、練習もできずに腐っていた」と苦しんだが今年に入ってから症状が良化。「三谷(竜生)君が頑張ってくれて、(山田)久徳君が自分の仕事をして、(村上)博幸さんが後ろを固めてくれたおかげ。もう一度快く練習を一緒するのを引き受けてくれて育ててくれた博幸さん、一緒にやってきてくれた久徳君のおかげで今の自分がある。仲間に取らせてもらった」と仲間のサポートに感謝し涙を流した。

 もちろんここがゴールではない。「来年からになるけど、G1に復活していい成績が残せるように頑張る」。地元記念を初制覇した藤木の復活ロードはここから始まる。

関連ニュース

    編集者のオススメ記事

    最新ニュース

    もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス