【川崎ナイター競輪】引退発表の岩見潤へ優勝を届けたい下井竜
「デイリースポーツ杯 おつけもの慶22周年カップ・F1」(26日、川崎)
A級決勝は前期S級の選手が4人いるハイレベルな一戦となる。注目は下井竜(30)=三重・117期・A1。初日特選は7着と大敗したが、準決はしっかり主導権を握り、2着に粘って決勝進出を決めた。「初日特選がダメだったので、準決は気合を入れ直して走った。でも岡部(陸斗・栃木)君を合わせきれなかったし負けているので」と悔しがった。
6月は2月平での失格の影響であっせんしない処置。練習がしっかりできたかと聞くと「車を運転している時に交通事故に遭ってしまい、練習はあまりできていません」と現状を話した。
そんな状況でも頑張る理由はある。松阪の大先輩・岩見潤(三重)が引退発表をしたからだ。岩見は27日が最終日の松阪でラストラン。下井は松阪最終日に先頭誘導員で参加する。「急きょ松阪最終日の誘導をやることになった。岩見さんには世話になったし、引退は寂しくなりますね。いい報告ができるように頑張る」と気合を入れて決勝戦に臨む。
