新田祐大、強烈ダッシュで2冠目奪取だ
「高松宮記念杯競輪・G1」(18日開幕、岸和田)
新田祐大(福島)=90期・S1
京王閣でダービー王に輝いた新田が、今年2つ目のG1タイトル奪取に挑む。
新田は近況の安定感が抜群。最近4カ月は21走中、1着13回、2着4回で2連対率は80・9%。着外はわずか4回だけと、車券に貢献しまくっている。今回は5月の全プロ記念(別府)以来となるが、調整も万全だ。
高松宮記念杯は2年ぶりの参戦。岸和田で行われた第64回(13年)は1、2、1、2着。打鐘から先行勝負に持ち込んで粘りに粘ったが、ゴール前で成田和也(福島)に差されてしまった。
だが、今の新田は簡単には差されない。逃げてもまくってもゴール前で、しっかりと踏み直している。さらに、長所であるダッシュ力に磨きがかかり、番手につけた選手を離してしまうことが多くなっている。
2年前の高松宮記念杯より、あらゆる面でスケールが大きくなった新田。味方も引き離す強烈ダッシュで、高松宮記念杯初優勝を狙う。