今年もガールズケイリンに短期登録選手がやってくる。いわき平（１３～１５日・Ｆ２ナイター）、京王閣（２６～２８日・Ｆ２ナイター）、京都向日町（５月３～５日・Ｆ２）の３場に、ミリアム・ベルテ（２７）＝ドイツ＝と、エレナ・カサスロイヘ（２５）＝スペイン＝の２人が参戦する。特にベルテはロンドン五輪のチームスプリントで金メダルを獲得した実力者。迎え撃つ日本勢には大きな壁となる。

　金メダリストのベルテに注目が集まるが、エレナ・カサスロイヘもなかなかの猛者。スペインで無敵の強さを誇り、過去２回のガールズケイリンで来日した短期登録選手の２番手評価だったペイジ・パターソン（ニュージーランド）より活躍が期待できそう。

　「父も祖父も自転車競技をしていたので、自転車には幼いころから親しんでいた。日本に興味があったので、ガールズケイリンに招待されてうれしい。来日する前、スペインから国際競輪へ参加したことがあるホセ・アントニオ・エスクレドにアドバイスをもらってきた」と意欲的だ。

　カサスロイヘはベルテほど評価は高くないが、波乱を巻き起こす力は十分に秘めており、軽視はできない。