【競輪】主役7人が敢闘精神欠如で失格
「よさこい賞争覇戦・G3」(25日、高知)
高知競輪「G3・よさこい賞争覇戦」の初日メーン11Rで、1着の中村一将以外の出走7選手が失格。車券の賭式が不成立となり、全額返還となる事態が起きた。
前受けした中村は誘導員を追って打鐘を迎えたが、後位の武田豊樹らがお互いにけん制。スピードを緩めて、中村を誰も追わず。これが敢闘精神欠如にあたる追走義務違反「過度のけん制をしたため、勝機を逸したと認められる場合(※例示、他の選手を必要以上にけん制したため、ある選手がスパートしたにもかかわらず追走せず、自己との差が著しく離れ、勝機を逸したとき)」に該当するため、7選手が失格となった。なお、出走予定だった阿竹智史は家事都合により、発走前に欠場していた。返還金額は阿竹の欠場分を含めて、2億1864万7300円となった。
G3戦の初日は9、10、11Rが「特選レース」で、シリーズの主役選手が出場する。特にメーンの11Rには、昨年のグランプリにも出場したSS級の武田豊樹ら主役9人がそろったレースだったが、まさかの結末となった。