「菊花賞・Ｇ１」（２３日、阪神）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）が、出走を予定する各馬をＡ～Ｃ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【アスクビクターモア　Ａ】ダービー１週前との比較では全体的にボリュームが増し、力感が備わった印象。前走のセントライト記念もややシルエットが変わっていたのでレースで注目していたが、パフォーマンスに陰りはなし。撮影時の天候は雨。くすんで映っていて肌の質感は微妙だが、表情もキツくなくゆったりとした立ち姿。脚元はすっきりとしてバランスも良く、やはり雰囲気を感じさせる一頭だ。レースでは一生懸命走ってしまう分、コントロールが一つのポイントだが、走りそのものの完成度はメンバー随一。（馬サブロー美浦・石堂道生）

　〈１週前追い切り診断〉美浦Ｗで５Ｆ６６秒２－３７秒１－１１秒９（強め）。鞍上のゴーサインにしっかりと反応し、ダイナミックなフォームで真一文字の伸び脚。筋肉量が増えて、さらにパワーアップした。