「ダービー・Ｇ１」（２９日、東京）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＳ～Ｃ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【アスクビクターモア　Ａ】４７０キロ前後でのレースを重ねているが、実際の数字よりもコンパクトにまとまって映る。良質なバネがあって、全体とつなぎの長さとのバランスがいい。首が下がるフォームで、可動域の広いフットワークが特徴だ。

　お尻のラインは少し角張って映るが、パドック等でトモが流れるようなことはなく、シャキシャキとしたタイプ。気掛かりなのはメンタルの部分だが、前回と違って目つきがきつくなく、いい意味で余裕を感じさせる。全ての面で前走以上にある。（馬サブロー美浦・石堂道生）

　〈１週前追い切り診断〉美浦Ｗで６Ｆ８３秒４－３６秒７－１１秒３（馬なり）。いつも通り単走追い。前脚を強くたたきつける走法は力感十分。直線に向いてエンジンがかかると回転ピッチが上がり、一直線にはじけた。馬体の張り、ツヤも良く、前走の出来をガチッとキープ。