「高松宮記念・Ｇ１」（２７日・中京）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹（美浦）、竹原伸介（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【サリオス　Ａ】

　かつてはトモの緩さや重々しく見せた腹回りも、今やスカッとしたシルエットに。あばらさえうっすらと見せるようになった。

　今回は香港遠征の疲れの有無が鍵となりそうだが、肩の筋肉を筆頭に、体の中からパンと張ったような状態。ピカピカの毛ヅヤも代謝がいい証拠で、ハードにこなしている追い切りからも体調面に関しての不安はない。ここまで着実な成長過程を描いている。

（馬サブロー美浦・佐野裕樹）

　〈１週前追い切り診断〉美浦Ｗで６Ｆ８１秒７－３５秒５－１１秒０（直一杯）。２頭を追い掛けて内に潜ったが、馬なりのままあっさりと先頭へ。直線半ばで追いだすと、食らいつく相手を豪快に突き放した。迫力満点のフットワークからは遠征の疲れなどみじんも感じさせない。馬体の緩みも一切なく、万全の態勢。